関中民俗芸術博物館(関中:渭河流域辺り)は隋唐時代の仏教の聖地と言われる南五台山の麓に位置しています。ここは民俗文化遺産を守り、コレクション、研究、展示を中心とする博物館です。
関中民俗芸術博物館は古い町の観光エリア、民俗文化の展示エリア、無形文化遺産の展覧エリア、民俗文化の研究センターからなり、それぞれ異なる特色ある機能を有しています。
関中民俗芸術博物館は周、秦、漢、唐の時代以来歴代の石彫、木彫、関中地域に生息していた民衆の生産、生活、風俗、習慣に関する遺物、有名人の書画など数多い貴重な民俗芸術物を収蔵されています。千軒くらいの明清時代の古い民家、また地方の伝統的な演劇、工芸仕事場、礼儀規則などたくさんの無形遺産もよく保存されています。
館内の収蔵品は民間芸術、関中民家、民俗習慣、名人書画という四大シリーズがあり、合計九種類に分けられます。これらの所蔵品はいろんな方面から、関中地域に生息していた人々が違った時代の芸術、美意識、労働状況、居住条件、民俗習慣などの歴史民俗を結集して反映しています。
「栓馬柱」(農家などの中庭で、馬、牛などをつなぐための石彫りの杭))、まぐさ桶、人間石像、ライオン石像、カメ石像などおよそ12000件の石彫工芸品は収集されています。特に、精巧で美しく彫っていろんな形をしている精巧で美しくいろいろな形で彫刻された「栓馬柱」はいちばん輝くので、博物館に独特の特長を加えています。これらの栓馬柱は、主として青い石で彫刻が作られました。一箇所に集めると、規模が大きく、陣形が非常に非凡で、石彫はさらに勇猛に見え、見る人を驚かせます。それらの造形は豊富で、人物の姿は基本的に胡人(古代、中国の北部と西部に住んでいた遊牧民族)を主体にしています。