西安から130キロ離れた扶風県にある。漢代に創建された後、歴代にわたり増築され、唐代に入り、一大皇族寺院として発展した。1519年に建立された13階建ての碑塔が数年前に倒れ、それを修復する際に、地下宮殿が発見された。
出土物は釈迦の指舎利をはじめ、金銀製品、ガラス、絹織物など121点ほどある。中国最古の茶道具も多数発見され、新設の博物館に展示されている。
法門寺珍宝館には、発掘された貴重な資料が展示されています。仏舎利を納めていた箱もここで見ることができます。
一番の見所
法門寺というのも,前から来たかったところ。世界で唯一本物の仏舎利があるお寺として有名ですが,ここから発見された秘色青磁は焼き物好きにとってはたまらない存在です。法門寺の塔が,経年劣化で1981年に崩れ,悲惨な状態になりました。
その再建の最中,塔の地下から大量の宝物が発見されました。法門寺の一番の見所は、1987年に発見された地下宮殿にある釈迦牟尼(シャカムニ)の、指の部分の仏舎利(釈迦の遺骨)。地下宮殿(地宮)から発見された指の部分の仏舎利は全部で4つあるそうで、1つが本物で、あとの3つは本物から複製したものだが、仏教の世界では、4つともシャカムニの真身舎利として崇められているそうだ。指の部分の舎利が発見されたのは、法門寺が世界初で、唯一の存在です。
法門寺の案内
所在地 : 陜西省宝鶏市扶風県
開館時間 : 8:00~18:00
休館日 : なし
交通:タクシー又は観光バス