瑶(ヤオ)族の概況
約213万人、広西に住む少数民族の中では比較的人口が多いです。広西、広東、貴州、雲南、湖南、江西など広く分布しています。独自の言語と壮語があります。チベット語系の言語で、南北二大方言がありますが、基本的に文法構造や語彙は同じです。以前は漢字の表記を借りてチワン語の音声を記述していましたが、政府はチワン族のためにローマ字のピンインを使うチワン文を制定し、書籍を出版したことがあります。1982年には修正が行われ、チワン語の新聞、教科書なども出版された。現在も漢字を使用している。ヤオ族の宗教信仰は地方により異なる。自然崇拝、祖先崇拝、トーテム崇拝などがある。また、一部の地方ではシャーマンと道教を信奉する。
衣
ヤオ族の衣装には色とりどりの絹糸で刺繍がされます。女性の頭の飾りは最も重視されていて、中には、刺繍された十数メートルの長い布を頭の上でぐるぐる巻く場合もあります。男女の上着の図案は多彩で、花鳥、幾何模様、人物などのモチーフがあります。襟は、まる襟とたて襟の二種類があります。前合わせの上着にはボタンはないです。そして上着の上から紐を結ぶます。下には、長ズボン、ショートパンツ、布スカート、刺繍スカートなどをはきます。男性はゲートルをはきます。
食
主食は米、サツマイモ、サトイモです。甘酒を飲むことが好きです。
住
ヤオ族の家屋建築のスタイルは多様でありますが、中でも最も特色的なものは木楼です。木楼は山や川に近いところに建てられ、前は低く後ろは高いです。木楼は普通は3階建てで、1階で家畜を飼い、人は2階に居住します。3階は貯蔵室で食糧などを置きます。木楼には鉄釘は使われていないが、非常に丈夫です。室内は十分に日が入り、通風もよく非常に心地いいです。
祭
ヤオ族の民族の祝日は比較的多いです。その中でも有名なのは、盤王節です。盤王というのはヤオ族の伝説上の始祖です。
達努節は世界を創造した女神、洛河陀を記念して作られた祝日で、旧暦の5月29日には、ブタや羊をつぶし、歌や踊りを楽しみます。盤王節とは、盤王の生誕記念日で、旧暦の10月16日です。この日は盤王を祭る以外にも、青年男子が集まって対歌(一問一答形式で歌う歌)をします。