八角寨は、雲台山とも呼ばれ、海抜818米メートルで、湖南省と広西省の境界にあり、越城嶺と雪峰山の合流地点に位置し、広西資源県に属します。山々の中に8つの反り返った角が突き出て、形が巨竜のようで、それゆえに八角寨と称されています。中国いたる世界でも稀な丹霞地形で、「丹霞の魂」という美誉を持っています。ここの山峰は、ほとんど同じ方向に45度傾いて向かい、とても不思議です。
八角寨の東、西、南三面は、みな断崖絶壁で、頂上へは西南側の古い悪路を、山道に沿って登るしかありません。眼下の景色は、すべて大自然の神技で誕生し、生き生きとしていて、観光客の思いをはせます。雲台山の八角は、高く険しく、雄壮で奇妙、秀麗で奥深く、巧みに作られたようです。中の一つの角は「竜頭香」と呼ばれ、巨竜が飛び上がるような雄壮さです。
崀山
八角寨は、崀山で一番有名な観光スポットです。黄卜村から約3km歩き、1747段の階段を上がり、幅約50センチメートルの狭く険しい石脊関所を注意深く渡ると、約2ヘクタールの緩やかな頂上です。頂上には湖南省と広西省の寺院があり、井の中の水は甘く美味しく、原始の樹木、竹、古松があります。夏に頂上まで登ると、涼しく仙境に臨むようで、粛然とさせられます。
東北角の竜頭香は、八角寨で最も雄壮です。高く険しい竜頭香から眺めると、丹霞地形の奇妙な石が林立し、米篩寨がそびえ立ち、蝋燭峰が空に伸びるようで、不思議で美しい景色です。竜頭香から見下ろすと、深さ300メートル余りの淵で、下の人々は蟻のようです。山道は絹のように細く、観光客は驚いて頭がクラクラになるかもしれません。八角寨の頂上の景色は壮麗で、観光客はいつでも絶え間なく続いています。
八角寨保護区の総面積は12500ヘクタールあり、八角寨と資江からなります。八角寨は保護区の精華で、面積は4000ヘクタール、海抜818メートルの八角寨の主峰に登り見下ろすと、落差60—80メートルのねじのような山が並び、とても雄壮です。資江は、丹霞地形と流水地形が結合し、資江の両岸は、帆、大きな腹の羅漢、松明、象が水を飲むような奇妙な石が林立し、また、一線天、天門などの景観もあり、生き生きとして、ただこれはこれはと驚くばかりです。