桂林は山水で有名な所だけではなく米粉(ビーフン、うるち米を原料とするライスヌードルの一種)でもよく知られています。細長く、つるつるモチモチとしていて独特の味わいがあります。
ビーフンの作り方
1)まずは上質なうるち米を液状にすりつぶし、これを袋の中に入れて濾します。
2)絞ったデンプンで生地をつくり、その生地を麺状かシート状にします。麺状のものはビーフンとシート状のものはセップン(切りだした粉)と言い、両方共にビーフンと称します。
米粉は白くて細い、柔らかくであっさりしているのが特徴です。料金が3.5元になります。食べ方は様々です。タレもその家それぞれの作り方があり主には豚骨、牛骨、羅漢果といろいろな調味料を煮詰めて作ったもので味が濃厚でとてもおいしいです。タレの内容と作り方は店によって違いますがもちろんビーフンの味もそれぞれ違います。
米粉の美味さのコツはタレ、調味料、具材にあります。
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具材:煮込んだ豚肉、牛肉、羊肉などを油で揚げて香りを出し、サクサクの食感にします。
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調味料:肉を煮込んだ後、残ったスープの中に数十種類な漢方薬と香辛料を入れて煮詰めます。
温かいビーフンの上に煮込んだ肉をのせ、そこに香ばしい豆と落花生を加え、葱のみじん切りと香菜をかけ、ゴマ油とタレを入れると香りがよく、美味しくなります。具材にはメンマやインゲンマメ、干した大根、トウガラシ、ハクサイの漬け物など好みに合わせて適当にいれます。
具材によって桂林ビーフンは卤菜粉(粉はビーフンのこと、卤菜は煮込んだ肉類)、湯菜粉(スープに野菜)、馬肉粉、三鮮粉などいろいろな種類に分けられます。だいたいどこの店でも卤菜粉、湯菜粉はあります。
桂林の街のあちこちで米粉店を見かけます。店に入りカウンターで店員にビーフンの量を言い、お金を払うとチケットのようなものを渡されます。そのチケットを厨房のスタッフに渡し、ビーフンかセップン(切粉)、湯菜か卤菜を選び、注文します。
厨房ではスタップはビーフンを穴あき杓子に入れ、途中、箸でかき混ぜながら茹でます。そして茹であがったビーフンを器に入れるともう一人のスタッフがタレと牛肉などを加えます。ビーフンを受け取り、自分で葱のみじん切り、トウガラシ、白菜漬物を加え、調味料とスープ(普通は豚骨を煮込んで作られたもの)を入れてから、好きなところに座ってビーフンを食べます。
桂林で人気米粉店トップ10