七星公園は、漓江の東側、市街から1.5キロメートルの所にあり、面積は134.7ヘクタールあります。桂林市において面積が最も大きく、良い景色がたくさんある総合公園です。
七星公園の名の由来
解放橋から東を眺めると、普陀山と新月山とが両者をお互いに引き立てあい、絶妙のコントラストを作り出しています。七つの峰が連なり、あたかも空に輝く北斗七星のように聳えているため、この名が付けられました。桂林の山、水、穴、石、庭園、建築、文物の集大成として、公園には秀麗な峰、清らかな川、険しい石、奥深い穴が揃い、桂林山水の縮図であると認められています。
観光スポット
七星公園の景観として、おもに「花橋」、「普陀山」、「七星岩」、「駱駝峰」、「新月山」、「龍隠穴」、「桂海碑林」などが挙げられます。なかでも、「七星岩」と「花橋」がとても著名です。
七星岩
七星岩は「栖霞穴」と古くは称され、七星公園内普陀山の後背地にあります。穴は長さが1100メートル、最も広い所が54メートルで、高さも最高で27メートルあり、およそ100万年の歴史を持っている古い地下の川です。悠久の年月に、さまざまな鍾乳石、石の柱、石のスクリーン、石の花などのような、豊富多彩で壮観な自然景色ができました。全部の岩穴は不思議で雄壮、童話世界のような絶景が現れます。35所の景観は姿も趣も兼ね備えて、生きているようで、「神様の穴」または「桂林スポット八景の一つ」であると言われています。
花橋
花橋は、桂林で最も古い橋で、宋代嘉熙の時代に建てられ始めました。長さが135メートルで、公園正門の小東江と霊剣川が交差する所にあります。表面には風雨廊下があり、あずま屋が緑の瑠璃瓦に覆われており、橋の本体は巨岩に被さられ、民族風格を呈しています。両側には、桃の花や青竹といった植物が多く植えられ、春と夏になるたびに、橋のわきが色とりどりで美しくなります。この橋は、「川の流水の風景とその半分に映る花」という景色にちなんでその名が付けられました。橋の下、半円状アーチとその影が四つの丸皿のように移り、ときに満月のような姿をなし、「花橋虹影」という美景を生み出しています。
七星公園とその周辺エリアは、隋唐時代から有名な遊覧勝地です。毎年6月から10月までの気候は涼しく、山登りに適しているため、七星公園へ旅行に行く最適な季節です。8月から10月まで、気候が多少暖かくなるため、岩穴の遊覧に適しています。現在の七星公園は現代的な雰囲気を持ち、リクリエーションと観光を楽しめる総合的な公園として、国内外の観光客の人気を集めています。