中国では漢方薬の研究に数千年の歴史があります。言い伝えでは神農は百の漢方薬を食べ、医薬を作り出したため「薬皇」と呼ばれています。漢方薬は植物系の薬(塊根、茎、葉、実)、動物系の薬(内臓、皮、骨、器官など)、鉱物によって構成されています。その中でも大多数を植物系の薬が占めているため漢方薬は中草薬とも呼ばれています。現在、中国各地で使用される漢方薬は5000種類にものぼります。各種の漢方薬を混ぜて作られる薬は数知れません。
1.当帰:味は甘く、温める力を補うための漢方薬で、補血や便秘改善の効果があります。主にチキンスープに用いられます。
2.党参:気を補うためのもので、体がだるいといった症状に用います。黄耆や山薬とともに使います。
3.クコ:血糖を下げ、脂肪肝の予防に効果があります。中国のクコの産地は主に西北地区に集中しています。寧夏で採れるクコは最も有名です。その他にも甘粛産や青海産のクコも品質が優れています。
4.朝鮮人参:黄精、地精、神草とも言われ「百草の王」と称賛されています。虚弱体質や手足の冷え、眩暈、耳鳴りなどに効果があります。中国東北地方産の朝鮮人参は非常に有名です。
5.何首烏:貴重な漢方薬で、肝臓や腎臓の強壮、補血、髪の毛を黒くし、神経を落ち着かせる効果があります。春には何首烏の若葉を摘み取り、炒めて食べ、秋になると球根をお粥にして食べます。どのように摂取しても非常にいい効果が見られます。
6.レイシ:免疫力の増加、血糖の調節、血圧のコントロール、癌の治療、肝臓の保護、安眠に効果的です。煎じてもスープにしても、お酒にしても摂ることができます。
7.黄耆:薬としての使用には2000年以上の歴史があります。免疫力アップ、肝臓の保護、老化防止、血圧を下げ、抗菌作用といった効果があります。お茶に入れたり、スープにしたり、おかゆにしたりと様々な調理方法があります。
8.ナツメ:気を補い、血の巡りを良くし、安眠、美容に効果があります。スープやおかゆにして食べたり、もちろんそのままでもいただけます。主な産地は新疆、山西、河北、河南です。
9.冬虫夏草:伝統的な強壮剤として珍重されています。免疫力の向上、ガン予防、疲労回復などいくつかの効果があります。煎じたり、煮たり、酒に漬けたり、お茶に入れたりといった調理法があります。ここ数年、食用加工技術を駆使して作られた錠剤や粉末が出てきました。主な産地は青海、雲南省迪慶、怒江州です。
10.阿膠:ロバや牛の皮を煮て作ったものです。補血、精力アップの作用があり、眩暈、心悸、不眠などの症状に非常に効果的です。山東産の東阿阿膠は最も有名です。
11.羅漢果:豊富なビタミンC(100gあたり400~500㎎のビタミンCを含む)、果糖、ブドウ糖などを含み、咳や便秘に用います。主な産地は桂林市永福県ですが江西や広東でも採取されます。
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