吸い玉(カッピング)の方法
カッピングとは小さなつぼのような道具に火をつけて内部の空気を追い出し真空にして体の特定的な部位(患部、つぼ)の皮膚に吸着させます。それにより刺激を与え、局部的に血の滞りが表れます。血液の循環を良くすることで病気の予防、治療、免疫力アップなどの効果があります。
カッピングは鍼灸と同じように物理療法の一つです。そしてまた昔からある民間療法のひとつです。子どもでも施術を受けることができます。昔の医者はできものや膿を出すために療法を用いました。そして肺結核やリウマチなどの内科的疾患にまでも応用されました。
注意事項
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カッピングをしてからすぐシャワーなど入浴してはいけません。カッピング後の皮膚は怪我をしたのと同じ状態なので、非常に弱くなっています。そのためシャワーなどをすると皮膚がただれて炎症を起こす原因になります。また冷水を浴びると毛穴が開いた状態なので風邪をひいてしまいます。
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同じ部位でカッピングを繰り返して行わないでください。そして10分以上はやってはいけません。カッピングは時間ばかりではなく、かかる圧力がポイントになります。そのため圧力が大きく、長時間やると皮膚に多大な負担をかけてしまいます。
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妊婦はカッピングをしないほうがよいでしょう。切迫流産の原因になります。妊娠中のカッピングは母体に悪い影響をおよぼすだけではなく胎児の成長にも影響を与えてしまします。