顔の隈取りは大体二種類に分けられます。一つは工芸美術的な隈取りです。職人が自分の発想を基に、石膏で作られた顔形のモデルに、画き、編み、刺繍などさまざまな技を用いて作りだした顔の隈取りはこの種類に属しています。色や形、変化に富む隈取りを存分に味わってみてください。もう一つは舞台用の隈取りです。これは、ストーリーと役柄に応じて、役者の顔に隈取りをするものです。それでは、こちらの種類の顔の隈取りを紹介させていただきます。
主な特徴は三つあります。一つ目は美しさと醜さとの矛盾の融合で、二つ目は役の性格との密接な関係で、三つ目は図案に従わなければならないルールです。すなわち、伝統劇の俳優さんは演じる役の見かけから性格、身分まで完璧にパーフォーマンスするために顔の隈取りをするわけです。顔の隈取りは、舞台の彩りを豊かにするだけでなく、演劇のそのものの表現力も大幅に上げます。
隈取りの色によって役の性格を表します。赤い顔の隈取りは忠義者で正直な性質を持った気骨のある役を象徴しています。例えば、三国の演劇で登場する関羽です。黒い顔の隈取りは几帳面で、軽々しくしゃべったり笑ったりしない性質を象徴(例えば、北宋の名裁判官である包拯)、また、武術に長け、頼もしく、荒っぽいがさっぱりしている性質も象徴しています(例えば、三国の演劇で登場する張飛や「水滸伝」の李逵)。白い顔の隈取りは腹黒くて疑い深い性質を表しており、「三国志」の曹操などにこのような隈取りをします。青い隈取りは強直な性質、強情で不遜な性質を表現しています。紫の隈取りは、しっかりして正義感の強い性質を象徴しています。
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