漢口租界は江岸区中山大通と沿江大通の間にあります。江漢路は旧租界(イギリス租界、ロシア租界、フランス租界、ドイツ租界、日本租界)の街並みが見られる場所です。日本式建築の住居やオフィスなどをはじめ、租界時代の名残がたくさん残っています。
大智門駅
大智門駅は湖北省武漢市の京漢街道、京広鉄道の近くにあります。1903年に建てられ、中華人民共和国が成立した後に漢口駅と呼ばれるようになりました。1991年10月1日に新しい漢口駅ができ、ここは使用されなくなりました。2001年06月25日、近現代の重要史跡であり典型的な建造物として大智門駅は全国重点文化財保護地になりました。待合室の敷地は1022平方メートルあります。待合室は近代フランスの風格ある鉄筋コンクリート建てのビルで、その建築平面は真ん中が飛び出し、左右がへこんでいるといった形をしています。建物の形は左右が突出して五つの屋根があります。真ん中の四角い部分にそれぞれ20メートルの高さのタワー形の櫓があります。櫓の頂上は鉄でできており、細い四角錐の形をしています。現存する数少ない昔の駅の待合室の一つです。
徳明飯店
ホテルの名前は英語Terminusが音訳されてつけられました。当時、ホテルは京広鉄道のターミナル駅(大智門駅)の近くにありました。徳明飯店は武漢市内で最も古く歴史あるホテルです。白い外壁に青い屋根のヨーロッパ風の建物でロビーは暖色系でまとめられています。客室も上品でかわいらしい雰囲気があります。現在では江漢飯店になっています。
新民衆楽園
1919年に建てられた民衆楽園は最も賑やかといわれる中山大通にあります。昔は天津の勧業場、上海の大世界と並ぶ中国三大娯楽場所でした。民衆楽園を拡充してできた新民衆楽園は娯楽、買物とグルメの三拍子を揃えたショッピングセンターです。現代建築技術を用い、伝統と現代を兼ね備えたユニークな建築スタイルで世界のファッションを手に入れることができます。民衆楽園の広さは40000平方メートルで、中国中部地区で最も大きな文化娯楽センターと言えます。