ハルビンは未だかつて城壁で街を囲まれたことのない都市です。その歴史はとても長く、2万2千年前の旧石器時代末期に人類がここで暮らし始め、黒龍江地区の最も古い古代文明国になりました。また金と清の王朝時代の発祥地として市内には極楽寺、孔子廟、閻家岡、七級浮屠塔、金国の都などの数多くの文化財が残っています。
1896年~1903年、中東鉄道の建設にともない、ハルビンは次第に近代都市として発展してゆきました。20世紀初期には次々と33の国からの16万余りの華僑がここに定住するようになり、そのため16カ国は領事館を設けハルビンは国際的な貿易都市になりました。
中国共産党が1946年4月28日にハルビンの支配権を掌握し、ハルビン特別市政府が設立されました。これによってハルビンは中国初の解放都市になりました。観光都市として、ハルビンは異国風情と盛大な雪まつりによって大勢の観光客に好まれています。