ハルピン聖ソフィア大聖堂は黒竜江省ハルピン市街地の透篭街、地段街、兆麟街、石頭道街に面した位置にあります。帝政ロシアの極東地区に現存する最大のロシア聖堂です。高さ53.35メートル、建築面積721平方メートルあり、典型的なビザンチン建築の一つです。現在の煉瓦建築になったのは1932年でした。1996年11月に、この聖堂は中国重点文物保護文化財に指定されました。1997年6月に、修復された聖ソフィア大聖堂はハルピン市の建築芸術館として公開されてきました。
歴史
1903年3月に、東清鉄道が開通すると共に、ロシア帝国の軍隊はハルピンに侵入しました。1907年に聖ソフィア大聖堂は帝政ロシアの兵士の軍用教会として創建されました。1923年9月27日に、再建儀式を行い、それから約9年間に渡る拡張工事が行われ、今のような絢爛豪華で精緻な建築になりました。
観光スポット
聖ソフィア大聖堂は雄大で美の極致といえる四階建ての建築です。内部の壁は赤煉瓦で造られ、色褪せ所々剥落しており古色蒼然たる趣があります。四つの入口があり、表門の最上階は鐘楼であり、そこには音色の異なる7つの鐘があります。
壮大な聖ソフィア大聖堂は、ハルピンにあるエキゾチックな雰囲気が漂っている文化景観であると共に、ハルピン市の近代歴史の研究への重要な遺跡でもあります。