春節とは、中国・中華圏における旧暦の正月(旧正月)です。全世界の華人にとって最も大切で伝統的な祝日です。2025年の春節は1月29日(水曜日)となり、休み期間は1月28日から2月4日まで8連休になります。
春節は中国旧暦に基づいているため、2024年の春節は2月10日、2026年は12月17日と毎年日にちが異なります。2025年の春節は1月29日(水)で、休み期間は1月28日(火)から2月4日(火)まで8連休になります。
年 | 日付 |
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2023年の春節 | 1月22日 |
2024年の春節 | 2月10日 |
2025年の春節 | 1月29日 |
2026年の春節 | 2月17日 |
2027年の春節 | 2月06日 |
西暦 | 旧暦 | 祝日 |
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2025年1月23日 | 12月24日 | 小年 |
2025年1月28日 | 12月29日 | 除夕(大晦日) |
2025年1月29日 | 1月1日 | 春節(旧正月) |
2025年2月12日 | 1月15 日 | 元宵節 |
2025年の干支は 乙巳(きのとみ)です。巳は十二支のひとつ、十二支の中で6番目に数えられます。2025年は巳年なので、巳年生まれた人が年女、年男となります。
中国の干支では、巳(へび)は知恵、魅力、優雅さ、そして変化と結びつけられています。巳年生まれの人々は、直感的で戦略的であり、頭脳明晰であるとされています。 こちらをクリックして、巳年生まれの年齢、性格、相性などを照らし合わせてみましょう。
2024年以降の干支は次のとおりです。
春節は中国の一番大きな祝日となっています。日本と同じ、お正月の挨拶として『あけましておめでとう』とあるように、中国にもよく使われる春節の挨拶があります。
よく使われる新年挨拶
春節の挨拶:中国の旧正月を祝う際によく使わえる言葉はこちらをご覧ください
春節は中国で一番盛り上がる時期です。春節の数日前から春節に向けての準備が始まります。地方により、龍の舞や獅子舞など祝い方もありますが、下記の祝い方は最も伝統的で、全国各地でやっています。
道路や建物、家のあちらこちらを赤で飾ります。「赤」は春節のメインカラーです。そしておめでたい色でもあります。赤い提灯を道路へ掲げ、入り口には赤い対句を飾ります。銀行や公共機関ではお金に恵まれるような新年の様子が描かれた写真が飾りつけられています。
2024年は辰(龍)年なので、龍の形にちなんだ飾り付けもされています。龍のぬいぐるみや龍の描かれた正月のものがあります。
日本には12月31日の深夜0時を挟む時間帯に寺院で撞かれる鐘を聞きながら新年を迎えるように、中国では魔除けとして除夕の12時に爆竹を盛大に鳴らし、花火を楽しみなが新年を迎える習慣があります。
主要都市での公開展示から中国の農村地域での何百万もの私的な祝賀会まで、爆竹や花火を打ち上げることは不可欠な祝い方です。
春節(旧正月)は家族が集まる時期です。『除夕』は最も重要な時期であり、どこにいても家族と一緒に祭りを祝うために家に帰ることが期待されています。
中国の旧正月の夕食は「団欒飯」と呼ばれ、一年で最も重要な食事であると考えられています。
「団欒飯」の後、家族は通常、中国で最も視聴されているテレビ番組の1つである「春節晚会(春节晩会 / chūn jiē/jié wǎn huì)」を見るために一緒に座ります。同時に、ほとんどの人は携帯で知人にWeChatのお年玉やメッセージを送信します。
中国の お年玉は「紅包」と呼ばれています。日本と同じ、正月の時に目上の人から目下の者や子どもにあげます。違うのは中国は赤い紙で包みます。幸運の象徴として重要な意味をもっております。春節に最も一般的な贈り物は紅包です。
また、中国で、お年玉は「圧歳銭」とも呼ばれます。これは中国語で「歳」と「祟」が同じ発音であり、年始に大人が子供に金銭などを与えることで子供を襲う祟りが抑えられ、その一年を平穏無事に過ごすことができるという民間信仰から来ています。金額は数十元から数千元の間で変動します。受取人との関係に関連していますが、中国の迷信により、幸運の数字である8(發)6(順)などの偶数から始まる金額をよく使われています。
そのほかにも、多くの文化的な行事が行われます。
多くの町のお寺の縁日では催し物が見られます。龍の舞や獅子舞、皇帝の結婚式のような催しが現存する大邸宅で行われています。ここでは様々なユニークなものが出されます。例えば面白い形のお菓子など最近ではめったにお目にかかれません。北京の寺院の縁日は春節の元旦から元宵節まで開かれています。
北方に暮らす人々は「扭秧歌」と呼ばれる田植え踊りを男女ともに色鮮やかな衣装をまとい、歌い踊ります。
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中国的な伝統に基づき、春節(旧正月)の祝賀行事は16日間にわたり行われます。大晦日(春節前夜)から始まり、元宵節まで続きます。2025年の公式休假日は1月28日(火曜日)から2月4日(水曜日)までで、8日間の連休となります。
日付 | イベント | 交通情況 | 市街の営業情況 |
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1月23日(小年) | 帰省開始, 大掃除,買い出し | 大混雑 | 企業では忘年会、業務終盤 |
1月28日(大晦日)29 | 赤い対聯を貼り、ちょうちんを飾る、再会を祝う晩餐、爆竹や子どものためのお年玉を用意、CCTVの年末番組を観賞 | 順調 ただし特定の地域はまだ混雑 | ほとんどの店は午前中のみ |
1月29日 (春節) | 深夜の花火や爆竹、朝にドアを開ける前と夕食前の爆竹、知人訪問、子どもにお年玉を渡す、家でゆっくりする、公園へ散歩に行く | 順調 | 銀行、政府機関は休み。大きなショッピングモールのみ営業 |
1月30日 (初二) | 知人訪問、来客歓迎と夕食前の爆竹 | 順調 | 銀行、政府機関は休み。大きなショッピングモールのみ営業 |
1月31日 (初三) | 都市に住む知人や田舎に住む親戚を訪問 | 特定地域の旅行と田舎のバスは混雑。その他は順調。国内線も混雑なし | いくつかの銀行と政府機関は数時間のみ開いているが業務内容に制限あり いくつかの大きなショッピングモールは営業 |
2月01日~2月02日 (初四,初五) |
法令の休日は終了、知人訪問、仕事始め | 混雑 | 銀行、政府機関は開いているが業務内容と営業時間に制限あり。多くの店はオープンしている。 |
2月03日 (初六) | 多くの人はこの日が仕事始め | 混雑 | ほどんどの店や会社はこの日に営業再開(「初六」の6という数字は縁起がいいため) |
2月04日~2月12日 (初七~十五) | ターンラッシュ、元宵節 | 大混雑 | 2月05日(初八)を「8」という数字の縁起を担いで営業再開日にするところもあります。 |
春節の食べ物は、魚などの幸運な象徴的な意味を強調しています。これは、中国語で「余り」を意味するように聞こえます。 こういうような食べ物は、春節期間によく食べられます。特に大晦日の『団欒飯』には欠かせない食べ物です。
最も幸運な旧正月の食べ物は次のとおりです。
中国では春節を一年の始まりとし、この時期にすることがこの一年が幸運であるか否かを左右すると考えます。そのため多くのタブーとされることがあります。それは春節の一ヶ月前から春節後の元宵節(元旦から15日目)まで続きます。田舎の地方では年配者によって今でもきちんと行われていますが、都会の特に若い世代の人には知られていないかもしれません。
やったらよくないこと
やっていいこと
春節は中国文化を体験するのに最適なシーズンです。 しかしこの時期は観光客にとって最も混雑する季節でもあります。 列車や飛行機のチケットやホテル、観光地での混雑などたくさんの問題があります。旧正月中の中国旅行をご検討されているのであれば弊社がそのお手伝いをいたします。弊社のツアーはお客様のご要望に合わせてオーダーメイドツアーを行っています。ご連絡いただければ無料で見積もりいたします。
元宵節は上元節、燈籠節とも称され、中国の伝統的な祝日として毎年、旧暦正月の十五日にあたる日にお祝いします。元宵節は旧正月に続く最初の大切な祝日であり、また旧暦新年の最初の満月の日です。元宵節が過ぎると春節は終わりを迎え、春が来たという象徴でもあります。その日に元宵(あんこの入った団子)を食べながら一家団欒をして過ごします。各地で飾りをつけた提灯を見たり、燈籠やちょうちんの上になぞなぞを書いて当てさせる遊びをしたりします。このほか、銅鑼や太鼓の演奏や獅子舞など様々なイベントも行われてこの日を祝います。
2024年、日本三大中華街の横浜・神戸・長崎で中国旧正月「春節」を祝うイベントが行います。それぞれに違ったイベントがあり、街はいつもより盛大に盛り上がります!食べ歩きや食事をしながら、日本でも「春節」を楽しみましょう!
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横浜中華街では、2023年11月1日(水)から2024年2月24日(土)にかけて、春節燈花というイルミネーションが開催されます。
また、2月10日の「春節」当日は爆竹や太鼓の音が鳴り響く中、伝統の獅子舞「採青(ツァイチン)」が行われ、中華街はまさに「春節」独特の雰囲気になります。
神戸市の南京町中華街では、2024年2月10日から12日まで春節祭が開催予定です。このイベントは旧暦の元日に合わせて開催される南京町最大の祭で、神戸市地域無形民俗文化財に指定されています。
龍舞や獅子舞、舞踊、音楽、太極拳などが披露されるほか、京劇の衣装とメイクでパレードする「中国史人游行」など、見どころたくさんです。
長崎市の新地中華街では、2024年2月9日(金)~2月25日(日)にかけて「長崎ランタンフェスティバル」が開催されます。新地中華街をはじめとする長崎市中心部に色鮮やかなランタンが飾られ、長崎の夜を彩ります。
そのほかに、媽祖行列(まそぎょうれつ)や龍踊り(じゃおどり)などのイベントも盛りだくさん!
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