- 特徴:清真料理であり、必ずハラールの食材を用いる
- 味つけ:辛口が好まれている
- 主な食材:麺類、乳製品、羊肉
- 代表的な調理の仕方:すすぐ、焼く、漬け、蒸し
- 代表的な料理:大盤鶏、シシカバブ、手抓飯、ポロ、ラグ麺、焼包子
新疆ウイグル自治区には主にイスラム教を信仰するウイグル族が生活しています。そのため食生活はイスラムの国々と同様です。一般的な食べ物にはマトン(羊肉)、牛肉、鶏肉、卵、魚があり主にマトンを食べます。イスラム教には禁じられた食べ物や飲み物(豚肉やワイン)があります。
普段は牛乳、羊のミルク、ヨーグルト、ミルククリームを飲みます。野菜は黄大根、玉ネギ、にんにく、かぼちゃ、トマト、ナス、唐辛子、コリアンダー、アゲラタム、インゲンマメやジャガイモなどを食べています。朝食にはメロンやフルーツのジャムを食べミルクティーを飲みます。昼食には牛肉やマトンを使った料理に小麦粉で作ったパンなどをあわせ食べます。夕食はウイグル族のパンであるナンやお茶または麺などで済ませます。ナンやマトン入り炒めご飯、ロールパンや麺は最も一般的です。新疆は羊が豊富でとても人気のある食べ物です。だからシシカバブは主食になりウイグル族の生活になくてはならないものです。他の有名で美味しい食べ物は特別な炒めご飯です。伝統的な習慣では、客が席に着くと主人はお盆とポットを片手ずつに持ちやってきて、それで客の手を片方ずつきれいにし、タオルを差し出します。その後、主人は炒めたご飯を出し、客はそれを直接手で食べます。シシカバブとこの特別な炒めご飯は新疆へ旅行に行った際には是非、試されるとよいでしょう。