西安化覚巷モスクはまた東大寺と呼ばれ、明の初期(14世紀末)に創建され、現在に見られる構造は、当時のものです。建物は、東西中心線に沿い南北50m、東西250mにわたり配置され、総面積は12500㎡に達し、西安で最大規模、保存状態が最良の明代建築群です。
モスク境内は、東から西へ四つの庭が並び、建物は壮大なスケールで整然と配置されています。1、2番目の庭には牌坊と大門などが立ち、3番目の庭にある3階建て八角形の「省心楼」は、絢爛豪華で優雅です。省心楼はミナレットで、礼拝時刻を知らせるための塔です。4番目の庭には、建築物の主体である礼拝殿が東に面して建てられ、前方は大月台(月を眺めて断食などの時期を決める台)、前廊、後ろには後窯殿(仏龕の間)が設けられています。上空から見ると礼拝殿は「凸」の字型で、広々として千人を同時収容できると言われています。屋根部分も前廊、礼拝殿、後窯殿は、それぞれ独立して、中でも礼拝殿の屋根は最も大きく、二重となっています。
礼拝殿の天上に描かれた装飾図は600枚余り、金箔・金粉がふんだんに使われています。間にアラビア文字などによるイスラム風の装飾が施され、まさにイスラム教芸術の傑作です。後窯殿には大きなアーチ状仏龕が壁面に開けられ、中はアラビア語のカリグラフィーで飾られています。壁一面にイスラム風装飾のほか、中国風の花瓶や牡丹などの図案も施され、イスラム芸術と中国伝統芸術の融合が見られます。仏龕の前の柱や梁は全て朱塗りで、上に金箔張りのアラビア・カリグラフィーや彫刻など細かい装飾が施され、宛ら仏龕にかかる華美なカーテンのように見えます。
4番目の庭には鳳凰亭があります。連なる三つの亭からなり、真ん中の主亭は六角形、両側の亭は低めで三角形を呈します。鳳凰が翼を広げた形に造られたので、この様に言われています。亭の西にはハナカイドウの形をした池が造られ、深さ約2m、中に「招雲・邀月」と言われる2つの築山を設けています。厳然とした雰囲気に支配されている礼拝殿に比べ、こちらはより庭園的で情緒溢れています。
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住所: 中国広西桂林七星区七星路創意産業園6棟4階