空港
成都双流国際空港は中国の国際空港でも4番目に大きいです。成都市の西南部に位置し、市内から16キロ離れています。双流国際空港は二つのターミナルからなり、新築されたターミナル(T2)は2012年にオープンしました。国際線および四川航空国内線が第1ターミナルで、それ以外の他の国内線各社は第2ターミナルビルに移転しました。
成都双流国際空港には北京、上海、広州、青島、南京、杭州、張家界、西安、蘭州、ウルムチ、ラサ、アモイ、桂林、昆明、海口等の60もの都市を結ぶ国内便と、香港、バンコクなどとつながる国際便が就航しています。成都―達州、成都―西昌、成都―九寨溝、成都―攀枝花、成都―宜賓の省内便もあります。現在、空港と市内をつなぐのは国家道路、高速道路があるほか、2012年に開通した成綿楽都市間鉄路は双流空港の第2ターミナルと成都の南駅、東駅を通っています。
成都―九寨溝のフライト
四川航空、中国国際航空、海南航空、山東航空、東方航空で成都から九寨溝へ向かう便があります。350キロの距離があり、1時間で到着できます。毎日6:30から21:05まで計26便があり、半月前までには予約した方がよいでしょう。
空港と市内の交通手段
【シャトルバス】
成都双流国際空港―岷山飯店
運賃:10元
停留所:成都双流国際空港--空港高速道路--腫瘍病院—人南立交橋--省体育館—跳傘塔――四川教育学院--経干院--華西医大--錦江ホテル・岷山ホテル(中国国際航空会社の切符売り場の隣、錦江ホテルの真向かいにあります)。
市内の発車場所:人民南路二段にある藍天ホテルです。
運行時間空港から市内への発車時刻はフライトの到着時刻によって変動します。市内から空港へは朝の5:00から夜の18:00まで、10~15分間隔です。
人民南路二段にある藍天ホテル(西南航空の切符売り場の隣にあります)→成都双流国際空港
停留所:岷山ホテル--錦江ホテルーー華西医大--経干院--四川教育学院--跳傘塔-省体育館--人南立交橋--腫瘍病院--空港高速道路
運行時間:朝5:00から20分間隔で発車しています。
【空港バス】
300番線 成都北駅――双流空港
運賃:10元
乗り場:ターミナル1の一階にある3番出口を出た所。途中、ターミナル2の5番出口にも停車します。
運行時間:6:30~20:00
303番線 切符売り場(岷山ホテル)――双流空港
運賃:10元
乗り場:ターミナル2の一階にある4番,5番出口を出た所。途中、ターミナル1の3番出口にも停車します。
運行時間:6:30~20:00
304番線 成仁バスターミナル――双流空港
運賃:10元
運行時間:6:30~20:00
317番線 双流空港-成都東駅
運賃:12元
乗り場:ターミナル2の一階にある5番出口を出た所。途中、ターミナル1の3番出口にも停車します。
運行時間:7:00~19:00
318番線 金沙バスターミナル――双流空港
運賃:2~3元
運行時間:7:00~19:00、15~30分間隔です。
804番線 石羊場バスターミナル――東昇二中
運賃: 3元
運行時間:06:00~20:00
826番線 雅居楽花園――双流空港
運賃:1元
運行時間:06:30~19:00、15~30分間隔です。
907番線 双流空港――新しい展覧センターの南側
乗り場:ターミナル2の一階にある5番出口を出た所。途中、ターミナル1の3番出口にも停車します。
運行時間:7:00-19:00
【タクシー】
乗り場:ターミナル1の3番出口とターミナル2の4、5番出口を出た所にあります。
運賃(参考まで):梁家巷まで約60元、新南門駅まで約50元、成都の天府広場まで約70元くらいです。
注:空港から市内へ移動する場合、高速料金はかかりません。
市内から空港へ移動する場合、10元の高速料金が徴収(お客様の負担)されます。
【空港から周辺都市へのアクセス】
空港と周辺都市(峨眉山、楽山、宜賓など)間を往復する長距離バスターミナルがあります。
成都双流空港―峨眉山:発車時刻:14:00 運賃:36元
成都双流空港―宜賓:発車時刻:14:00 運賃 :95元
成都双流空港―楽山:発車時刻:14:00と15:50 運賃:46元
駅(列車)
成都は中国西南部の最も大きな鉄道交通の要所で、成渝線、宝成線、成昆線、達成線などの鉄道幹線の出発駅にもなっています。ここから北京、西安、昆明、広州、重慶、ウルムチ、上海、蘭州などの十数か所の大都市とを結ぶほか、四川省内の広元(蜀道観光地)、宜賓(川南観光地)、攀枝花(攀西観光地)行きの特急列車も走っています。成都には現在、成都北駅、成都南駅、成都東駅、成都西駅の四つの駅があります。
成都北駅
成都北駅は中国西南部で最大で、全国の多くの都市へ向かう列車がここから出ています。駅や市内の切符売り場で10日先までの切符を購入できます。現在は南充、青城山、都江堰、重慶行きの列車も運行しています。
住所:成都市北二環路
成都東駅
成都東駅は成都市錦江区にあり、2011年5月にできたばかりです。重慶、武漢、長沙、貴陽、杭州、広州に向かう列車があります。現在、成渝線(成都東駅から重慶まで)、達成線(成都東駅から達州まで)などが走っています。以前は主に貨物を扱う駅でしたが今では旅客業務も行っています。
住所:四川省成都市東三環五段、成華区保和街道万科路4号
交通アクセス:2番、47番、91番、181番線のバスと地下鉄二号線下車
成都南駅
成都南駅は成昆線が主で、他にも成渝線の列車がここを通り攀枝花、西昌、重庆北、昆明などの中国南部の都市へ向かいます。西昌と攀枝花の両都市に行く列車(快速列車および以下のレベルの便)はすべてここからです。
住所:四川省成都市武侯区天府大道
交通アクセス:地下鉄一号線下車
成都西駅
現在、建設中です。2011年8月1日から工事が始まり2014年12月1日開業予定です。またここは主に成雅線を扱う予定です。
住所:青羊区蘇坂街道黄土社区6組
成都のバスターミナル
成都は中国西南部の最も大きな道路の要所で6つの国道、108国道(川陝、川滇道路)、213国道(川甘、成昆道路)、317国道(川蔵道路の北支線)、318国道(川漢、川蔵道路、)、319国道(成渝道路)、321国道(川黔道路)がここで交差しています。成都のどのバスターミナルからも九寨溝-黄龍、稲城、峨眉山、楽山、康定、都江堰、雅安などの観光地までのバスがあります。現在、成都には新南門バスターミナル、西門バスターミナル、東門バスターミナル、城北バスターミナル、北門バスターミナルおよび他のバスターミナルが数多くあります。新南門、茶店子、石羊場は主に観光客が利用するバスターミナルで、他のバスターミナルは長距離のバスを扱っています。
新南門バスターミナル(成都市観光集散センター)
主に四川西部、西北部、南部方面行き、或いは九寨溝、楽山、碧峰峡、銀場溝、瓦屋山、石象湖、天台山など四川省の名勝および四川省以外の所へ行くバスがあります。
住所:成都市新南路2号。
バス:6、28、55、301番線のバス利用。
茶店子バスターミナル
主に四川西部、北部のチベット地域及び有名な観光地へ行くバスがあります。映秀、臥龍、汶川、理県、米亚罗、黒水、松潘、川主寺、丹巴、四姫山、九寨溝、紅原、金川、アバなどの観光地へ向かいます。
住所:四川省成都市金牛区三環路五段289号
バス:市内の4、98、221番線のバス利用。
石羊場バスターミナル
主に成都の南にある雅安、楽山、雅眉山および攀枝花西部の地域に行くバスがあります。
住所:南三環の外にあります。
バス:28、61、78番線のバス利用。
成都―九寨溝のバス
①新南門駅から毎朝8時発の九寨溝行きのバスがあり、運賃は約100元です。
②西門駅(営門口路にあります)はいつでも九寨溝―黄龍間のバスがあり、運賃は87元で、昼便(朝の7:30に発車します)も夜便(夜が出発し、翌朝が到着します)もあります。
③茶店子バスターミナルには毎朝6:30~7:30に九寨溝口へ行くバスがシーズン中には4本ありますが、オフシーズンになると2~3便しかありません。運賃は約100元です。
成都から九寨溝までの九寨環線はすでに開通しました。東西を貫く環状線で全長は913キロです。東西は各々450キロ延び、幹線はセメントで舗装され、区内の道はアスファルトが敷かれ、車で片道の所要時間は8時間です。途中、トイレがありますが環境はそれほどよくありません。
成都の都市構造は北京と似ており一環、二環、三環に分かれ、ほとんどの観光地まではバスが往復しており便利です。現在、成都を走るバスは殆どワンマンバスなので小銭が欠かせません。普通バスの運賃は1元で、エアコン付きバスは2元です。市内の各交差点には「成都通」という情報センターが設置されているのでそこでバスの路線が調べられます。できるだけラッシュアワーを避けて外出されるほうがよいでしょう。成都の多くの観光地ではほかの観光地に向かうバスもあります。例えば:武侯祠の入り口には青城山、都江堰、パンダの繁殖基地へ行く観光バスがあり、これらの観光地の入場券を持っていれば無料で利用できます。
2012年の10月10日から成都市は2・3環の交通規制のエリアで無料乗車政策を実施しました。無料で乗車できるのバス線路は合わせて44本ですでにあった33の他、11は新たに増加したものです。以前からある33路線とは2環と3環内の30コースと南側を走る147番線と3環路を走っている136、137番線です。
市内の交通
交通カード
成都に長く滞在する場合、「天府通」という交通カードを作ったほうが便利でしょう。カードでバス代を払う際、半額となりまた2時間以内で3回までは無料で乗り換えができます。現金で払うよりお得です。カードを作るには20元の保証金が必要ですがカードを返還する時(領収書も提出する必要があるのできちんと保管してください)に戻ってきます。現在は成都市内の紅旗スーパー、薬屋、キオスク、地下鉄駅でカードを作ることでき、リチャージできる所も50か所以上に達していて便利です。
地下鉄
成都には地下鉄1号線と地下鉄2号線があります。1号線で昇仙湖、成都北駅、天府広場、成都南駅、海洋公園へ、2号線では茶店子バスターミナル、春熙路、金沙遺跡博物館、成都東駅等へ行くことができます。2本とも天府広場を通っているので、ここで乗換えができます。
タクシー
成都のタクシーは二種類あり、ひとつはSagitar1.4T、2.0Lの二等車で、もうひとつはElysee、JettaおよびSagitar1.6Lの三等車です。成都のタクシーの初乗り料金は8~9元(二等車は9元、三等車は8元)で、2キロを超えると1キロごとに1.9元加算され、走行距離が10kmを超えると「返空费」も徴収されるほか、夜の23:00から翌日の朝6:00までは夜間料金がかかります。
タクシードライバーさんたちはみな親切です。ですからドライバーさんに美味しいレストランやお勧めの観光スポットなどを尋ねるのもよいでしょう。タクシーを降りる時には忘れず領収書をもらいましょう(忘れ物をしたときなどに必要です)。
レンタカー
レンタカー業が発達してきたので成都では車を借りて旅行をするのもとても便利です。成都では神州レンタカー会社と一嗨レンタカー会社が比較的に大きな会社で、サービスも行き届いています。車を借りる時、免許、身分証明書、クレジットカードが必要となるので事前にご確認ください。車を運転する前と返す時、必ず車の状況をしっかりご確認ください。休日や祝日には車を借りる人が多いので、前もって予約したほうがよいでしょう。
人力三輪車
三輪車は成都の特色のひとつで、一環路内の都心部で一番多く見かけます。三輪車の車夫はみんな統一な制服を着用し許可標を掛けています。初乗り料金は1台につき5元です。行き先までの運賃は車夫と交渉して決めます。