祁連山草原
概況
祁連山という名は古代匈奴語(注:匈奴(きょうど);東アジアの古代北方民族の1つ)で、「天の山」という意味です。
祁連山草原の代表、大馬営草原は焉支山と祁連山の間の盆地に位置し、地形が平坦で、水草も豊富です。それに、国内外に有名な極東第一牧場――山丹軍馬場もここにあります。
祁連山の麓には夏日塔拉(また、黄城滩、皇城滩、大草滩とよばれます)という美しい草原があります。チベット族の史詩『ケサル』にはこの草原が「黄金蓮花の草原」と記されています。それに、尧熬尔人(ユグル族)とモンゴル人がそれを「夏日塔拉」と称し、「黄金牧場」の意味です。
観光景色
夏日塔拉草原の東は焉支山(甘粛省 山丹県に位置します)を取り囲む大馬営灘(観光スポット)です。焉支山の気候が温かく、森林もすきまなく広がっていて、丘で銀白色の哈日嘎納花が咲き乱れています。麓の川辺には草原が果てしなく広がっています。夏日塔拉の東側の甘粛省肃南ユーグ族自治県の西嶂――東嶂草原では、夏になると、金色の哈日嘎納花が到る所にあって、草原一帯が金色一色です。
祁連山の四季は極めてはっきりとしているわけでなく、春なのに春らしくない、夏なのに夏らしくないと言われます。所謂「祁連の六月雪」(六月なのに雪が降ります)という言葉は祁連山の気候と自然の景観を表しています。最適な観光時期は七、八月です。
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