安寧温泉は昆明から西に約40キロのところにあり、川の両側に温泉を利用した宿泊、入浴施設が点在している。
中国の温泉は、日本と異なり水着を着用して入浴する場合が多い。個室の家族風呂の場合は、入浴の仕方は日本と同じである。
温泉街には、水着や浮き輪を売る店が並んでいるので、水着を用意していなくてもOK。 昆明で単に「温泉」といえば、安寧温泉を指す。鉄道の駅名も「温泉」とシンプルだ。川の両側に温泉を利用した宿泊、入浴施設が十数軒(もっと多いかも)点在している。海から離れた雲南省では温泉が海水浴代わりらしい。通りの両側には水着や浮き輪を売る店が並び、なんだか「海の家」のようだ。
天下第一湯の入り口は異国情緒あり。
天下第一湯
どこの温泉に入るか迷った挙句、壁に「天下第一湯」とかかれた建物の前で足を止めた。入り口の上では「太和元気」と書いてあるからこれが施設名なのかと思ったら、脇には「天下第一湯管理部」とある。ここでは「天下第一湯」を施設名とする。そばに小さく安寧温泉賓館と書いてあるところからして、ホテル付属の日帰り入浴施設のようだ。
天下第一泉:大部屋、小部屋、浴槽・ベッドつきの個室(約2-3時間)あり。
碧玉泉:大部屋・中部屋、浴槽・ベッドつきの個室(約2-3時間)その他温泉宿多数あり。
安寧温泉賓館には劉少奇、周恩来、朱徳、鄧小平といった要人も訪れたらしい。元素記号から判断すると含有成分はカリウム、カルシウム、ナトリウム、マグネシウム、リチウム、ストロンチウム、セレン、バナジウムなど。
案内図