梅里雪山
梅里雪山(メイリーシュエシャン)、雪山太子とも言われます。中国雲南省デチェン蔵族自治州の徳欽県東北から約10キロメートルの横断山脈中段、怒江と瀾滄江の間に位置します。平均海抜6000メートル以上の十三座の山が「太子十三峰」と呼ばれます。主峰のカゲボ峰の海抜は6740メートルで、雲南の最高峰です。「雪山の神」とされたカゲボ峰は「チベット八大神山の第一」として、世界的にも有名です。垂直気候が明らかで、梅里の天気はとても不安定でありますが、梅里雪山で素晴らしい雪山風景を楽しめる同時に、江南絶景を体験することもできます。青空の下、しなやかで真っ白い雪山と紺碧の湖、茂った樹海と果てしない草原、その感覚と色彩が人に強烈なインパクトを与えます。
見所
梅里雪山の麓にある雨崩村落は昔のままの姿を残す原始チベット族の村で、その中を歩くとまるでこの世のものと思えぬ楽園のようです。真にシャングリラの縮図と言えるでしょう。カゲボ峰の南側は、千メートルの崖から流れ落ちる「雨崩神滝」という滝があります。夏になるととりわけ壮観です。ここはかねてからチベット仏教の巡礼の聖地です。毎年多くの信者が青海省、四川省などから巡礼します。 カゲボ峰の麓にある取登貢寺(白転経寺)、衮瑪頂寺(飛来寺)が神山に拝謁する寺院です。その他、太子廟、蓮花寺などの遺跡があります。 カゲボ峰の麓にはまた「五樹同眼」と「石篆天書」という独特な見所があります。同じの根を持つ五樹は仏陀が植えたという言い伝えがあって、天書は仏陀が円寂の時に残された形が珍しい梵語のような書物です。
旅行のベストシーズン
梅里雪山観光のベストシーズンは10~5月の冬春季節です。そのうち最適なのは10月月末以後で、晴れて、空気も清潔で、主峰が見えます。夏秋はいつも雲や煙が立ち込めて、山の全景を見ることが難しくなっています。6—8月, この期間は天気が不安定で、登山はお勧めしません。