湖北省は中国の南部中央に位置しているので昔から交通の便がとても良いところです。内陸の水上輸送は湖北省の中で重要な役割を果たしています。揚子江と漢河を通る水上輸送網で省内の半分以上をまかなっています。幹線道路網の大きな進歩によって湖北省へ来ることは空路、鉄道、幹線道路、水路のどの方法でも便利になりました。
空路
湖北省には武漢、荆州、宜昌、襄樊、老河口など計6つの空港があります。武漢にある天河国際空港は中国中部で最大の空港で、中国国内の都市(北京、天津、秦皇岛、深圳、海口、桂林、香港など)へ向かう国内線をはじめ国際線数本も就航しています。
幹線道路
湖北省の幹線道路網は国内の他の省と比べてもコンパクトに集約されており省内の市を中心に山間部まで延びています。また幹線道路は鉄道運搬や水上運搬とつながって重要な役割を果たしています。
湖北省の中を流れている揚子江は1,000㎞以上の長さにおよびます。そしてそれは省内に発達した水上運搬をもたらします。宜昌から重慶までは旅客定期船が通っていますが他の航程では主に貨物等の輸送を行っています。
鉄道
湖北省には計6本の路線があります。最も多忙な路線は京-広線で北京から広州間を走っています。これらの列車で武漢(湖北省の省都)から乗り省内どこへでも行くことができます。また北京や鄭州、天津、洛陽、重慶、西安、昆明、贵陽、長沙、柳州、南昌、石家庄へ向かう列車もあります。