航空
鄭州、洛陽、南陽の三つの大空港がある。北京、上海、広州、西安など56の都市を結ぶ48本の航空ルートは切り開かれ、週に500便が飛んでいる。そのほか、香港、マカオへの国際直行便が週に5便飛んでいる。鄭州の新鄭州空港は全国の十大空港の一つであり、北京国際空港の予備着陸空港の一つでもあり、設計時の想定では、年間旅客取扱能力は延べ600万人、貨物取扱量は3万トンに達する。
鉄道
河南省は中国の内陸部の重要な鉄道交通の中枢である。鉄道開通総距離数は2148.3キロで、そのうち、複線化鉄道が90%に達する。京広線(北京-広州)、隴海(連雲-蘭州)、京九線(北京-香港九竜)などの鉄道が縦横に交錯し、江蘇省の連雲港からオランダのロッテルダムに至るユーラシア横断鉄道がこの省を東から西へと横断している。省都鄭州は京広線と隴海線の交差地点にあり、ユーラシア横断鉄道の東部区間の最大の旅客・貨物輸送の中継地である。鄭州北駅にはアジア最大の操車場があり、貨物取扱能力がかなり高く、機械化水準も世界の先進的水準に達している。鉄道輸送による貨物の輸出入はここで通関手続きを済ませることができる。鄭州東駅は全国最大のコンテナ一貫輸送の中継駅の一つであり、商品は上海、九竜、連雲港、天津、青島の港と結ぶ5本の国際コンテナ輸送ルートを通って、鄭州から直接輸出することができる。
道路
四方八方に通じる自動車道路網が形成されている。9本の国道幹線(縦5本、横4本)が東西南北に向かって整備されている。省全域で自動車道路が6万4453キロ開通している。現在は省全体のすべての郷に自動車道路が通じている。高速道路の開通距離数は1000キロを超えている。