小洲村-嶺南水郷
広州の小洲村に入れば、すべての景色がみどころだと思わず感嘆せずにはいられません。水に映った嶺南水郷、川、小舟、書院、講堂、祠堂、陽光を反射する石板の道、嶺南特有の牡蠣屋(牡蠣殻で建てられた小屋)、文化革命の旧跡、明清時代の古井や建物など美しい景色があり過ぎて数えきれません。広州のような大都市にこんな静かな水郷があるのが不思議なくらいです。ここは騒音から離れ、村民ののんびりした姿だけがある印象深い村です。
小洲村は元代末から明代初期に建てられ、広州で最も嶺南水郷の特色を持つ古村です。村民は昔からずっと果樹の栽培で生計を立て、瀛洲生態園と周りの果樹園は合わせて約1300万平方メートルの面積に達しています。巨大な果樹園の中心にあるのは海珠区の小洲村で、嶺南水郷の特有の「小橋、流水、住家」の景色が今でも残されています。小洲村に入ると、まるで民俗博物館に入館した気分になります。
小洲村は珠江の数千年の堆積作用によって形成され、面積は約400万平方メートルとなり、陸上の長さは10キロに達しています。川がくねくねして村の中を流れ、様々な橋は川の上に架かり、村の祠はきれいにされてあります。古いお寺は素朴です。伝統式な家屋は雑然とて村の中にあり、鬱蒼とした木と互いに引き立て合い、まるで小さな渓、緑色の樹、灰色の垣、素朴な瓦からなる水墨画のようで、実に美しいです。
見所-牡蠣屋
小洲村で一番注目を集めているのは昔の建物――牡蠣屋です。小洲村の牡蠣屋はもう百年以上の歴史を持っており、元々100軒余りありましたが取り壊され、今では3軒しか残っていません。家屋の主人が引っ越していたため残ったようです。小洲村の村民は地元の資源を活用し、海辺から掘り出した大量の牡蠣の殻で部屋を建てました。
この資材で建てられた部屋は冬暖かく、夏涼しく、漏れないし、虫にも食われる心配はないので、嶺南の気候にぴったりの建物です。
ベストの観光方法:徒歩
交通アクセス
1、地下鉄で「広州東」駅に着き、45番線のバスに乗り換えます。
2、地下鉄で「天河客運」駅に着き、252番線のバスに乗り換えます。