広州石室聖心教会堂は広州市都心部の一徳路にあり、広州で最も立派で、最も特色のある天主堂です。1863年に建て始め、1888年に落成、25年間をかけて建築され、今まで130年あまりの歴史を持っています。教会堂の壁や柱は全部花崗岩で建てられたので、「石室」或いは「石室耶蘇聖心堂」、「石室天主教堂」とも呼ばれています。
石室聖心教会堂(Shishi Sacred Heart Cathedral)はフランスのデザインナーによって設計され、中国の匠によって建てられた建築で、「極東のパリノートルダム」という美称が与えられました。
教会堂の建築面積は2754平方mに達し、東西は35m、南北は78.69m、地面から頂上までの高さは58.5mです。聖心教会堂はゴシック式の教会堂のすべての要素を集めたとされ、初期ゴシック建築のカラーガラスのバラ窓、ヴォールトなどの要素もあり、盛期、後期ゴシック建築である一対の高くそびえる尖塔があります。東方に聳え立つ本場のヨーロッパ中期の天主堂です。
1857年にイギリスとフランスの両国が広州を占拠した、両広(広東と広西を指す)総督府を石室聖心教会堂に改造しました。改造した時、フランスからVONUTRINとHUMBERTというベテランの建築家を招き、パリの有名な教会堂を原型としてデザインさせました。教会堂の建造は広東掲西坪上鎮尖田村の匠—蔡孝氏によって完成されたので、中国の要素もたくさん取り入れられました。1863年に建て始め、1888年に落成した際、蔡孝氏はもう20代の若者から50歳を超える老人になっていました。25年間をかけて建築されたこの教会堂は、今まで130年あまりの歴史を歩んできました。
交通アクセス:地下鉄2号線で「海珠広場」駅下車、徳西方面へ少し歩いたら着きます。
開館時間:8:00-17:30(休みなし)
日曜日:15:30(英語)
TIPS:入館は無料ですが、ショートパンツ、キャミソールなどの服装はご遠慮ください。