編み細工には竹、藤、シュロ、草などの材料が用いられます。主な種類としては竹編み、藤編み、草編み、シュロ編み、柳編み、麻編みがあります。編み細工は材料の質感や色、編み技法などの面からも素朴感とシンプルといった特徴があります。材料にはトウモロコシの皮、麦わら、柳、麻などが使われています。
編み細工は長い歴史を持ち、陶器よりも古いといわれています。新石器時代には籠、塵取りなどいろいろな種類の竹編み製品がありました。唐の時代になると、福建や広東では藤を使ったもの、北部の倉州では柳籠、薄州ではの麦わら扇子など、中国各地の名産品となってゆきました。
中国の編み細工工芸品は材料を現地で入手できるため安い価格で品質も良く、色々な地方でその地特有の技法などを用いたものが作られています。浙江省、福建省、江西省、四川省の竹編みには地方それぞれの特色があります。
浙江省東陽の竹編みは精巧に作られており、種類もたくさんあります。福建省のものは色が鮮やかで、虫もカビも寄せ付けません。四川省自貢の「竹糸編」は世界的にも有名です。材料にもなっている山藤の産地は主に中国の南方で梨藤、灰藤、花黒藤などの品種があります。その中でも海南島のものが一番よいとされます。広東省は藤編の主な生産地です。柳編には川岸で成長した柳や野生の枝が使われています。これらは皮を剥ぎ、乾かして加工した後に編み物の材料になります。
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