箭扣('Nock')は万里の長城の未修繕の部分です。山の尾根に建てられて、両側は険しい崖で、長城の一番危険な部分です。登山と野外徒歩の経験者しか行くことが出来ないところです。
基本情報
北京の北側の80キロの所で、山の中を車で2時間ぐらいかかります。慕田峪長城と黄花城を繋げて、低い壁で西のほうに伸びて九仙山(九宮山)など約15キロの村や山谷を通っています。
万里長城の多くは1368年の明の時代から再修繕されていました。箭扣の部分は最初いつごろ出来たのかもう分かりません。伝聞によりますと戚継光将軍がこの部分の修繕の担当者だといわれています。
規模:黄花城から箭扣、慕田峪まで20キロぐらいの長さ。
万里の長城の箭扣の部分は山の尾根に沿って険しい崖の上に建てられ、空から見下すと細長いアルファベットの「W」のように見えて、弓に矢をいっぱい引いている状態のような形が見えることにちなんで、箭扣長城と名付けられたのです(「箭」は弓の意味で、「扣」は矢を引いて弓の上に置くという動詞です。)
箭扣長城は長城の昔の様子をありのままで残していて、原始的で独特のでっかい白い岩で建てられて、1644年の清の時代から今までずっとそのままで修繕されたことはないです。その近くの慕田峪部分よりもっと高くて険しいです。司馬台長城よりももっと高低差が大きく起伏しています。
「天梯」と呼ばれるところはほとんど垂直で上の方にまっすく昇っていて、非常に狭くて、足場はほとんどありません。
「鷹飛倒仰」というところは箭扣の一番高いところで、最も危険と所です。
「北京結」とは黄花城の長城と繋がりを記している所で、そこには一本の有名な松の木があります。
箭扣長城は冒険者や野外旅行の経験者の理想な場所だけではなくて、カメラマンにとっても最高の撮影場所です。箭扣の写真は長城の写真集や絵葉書によく出ています。
箭扣から慕田峪まではとても人気があるトレッキングのルートです。
慕田峪の隣にある箭扣長城は北側の山谷を回って、その中には「老水洞」(九水坑)村があります。北側の短い「九眼楼」部分は標高1500mの的黑坨山まで伸びでいます。西側は九眼塔の南2.5キロ離れた所から黄花城まで伸びています。
箭扣のトレッキングルートは大体二つの方向に分けています。箭扣の南部分と北部分のルートです。二つの山の間は険しいV字谷になっていて、南方向には一本の通路があり、両側は壁で、峠には塔楼があります。
トレッキングの人々によりますと4時間かかる南方向(慕田峪 まで)のルートはもっとも危険だそうです。多くの人は既にこのルートを制覇しましたが、簡単なことではなさそうです。急に登ったり下がったりとなっている道はとても歩きづらいです。箭扣から慕田峪の10番塔楼の間の10キロの部分は高低差が大きいです。
北方向(黄花城 まで)のルートには「天梯」、「鷹飛倒仰」、「北京結」などもっとも危険な場所があります。九眼塔まで往復4キロのルートはお勧めです。一日もかかって黄花城までのルートは20キロ以上の長さの壁があります(遠回りの道除きます)。
北京から箭扣まで直行のバスはありません。
箭扣は山の中にあり目立つ道しるべもなくて、西栅子村あるいは順通虹鱒魚釣魚基地に到着した後、1-2時間ぐらいかかって森の中の一本の狭い道を行きます。この地域に詳しくない旅行者は道を迷ってしまう恐れもあります。車やガイドがない場合は一人だけではここに辿り着くことはほとんど無理と言えます。この地域に詳しいガイド付きで来ることをお勧めです。
トレッキングの装備:ここの道は険しくて、長く修繕されたこともなくて、あるはずの壁がいきなり無くなっいりこともあるのです。その場合は自分で長城を降りて尾根まで登った後、また隣の長城の壁に登る必要があります。ですから、くるぶしを支える機能がある登山靴の装着をしてください。もし必要と思うなら登山竿も持参してください。
携帯用品:通気性のある防水着と雨具と防風具をお持ちください。もし長く歩くなら、食べ物と水も持ってきてください。山の中は信号が弱くて、もし友たちといっしょに来るなら、インターコムも役に立つはずです。
ホテルと食事場所:箭扣、慕田峪や黄花城へ行く途中、多くの民宿と地元の食堂があります。
環境保護:ここはまだ観光地として開発されていなくて、長城の上にはゴミ箱は設置されていません。空き瓶やゴミは自分で持ち帰ってください。長城がありのままで美しく保つように写真取るだけで、足跡の他に何も残さないでください。
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