広州には情趣のある伝統的な風俗があり、「樹中秋」と呼ばれています。中秋節には、各家が庭で竹を灯に編み、果物類の灯、鳥獣形状、魚と虫形状の灯、他に字形状の灯も作られます。夜になると、灯内の蝋燭を灯し、灯の下にも多くの小さい灯を結びつけて、绳を竹竿に結びます。それから竹竿は家屋の最高地点に立て、例えばバルコニー、屋根、或は大きい樹です。夜になると、家々に灯火が輝き、無数の星のように、天上の明月と競い、これをもって中秋を祝い、中秋の名も「縦中秋」と呼ばれています。
広州の中心である広府地区では、中秋節は「月光誕」と言われています。中秋節の夜、一家団欒の食事を済ませてから、「月光を祭る」という行事を行わなければなりません。バルコニーで、あるいは門前で、供物台を置き、線香を立て礼拝します。供物は月餅のほかに、ザポン、柿、バナナ、スターフルーツ、ユコウ、里芋などがあります。月光を祭った後、一家は囲んで座り、各種の果物を分かち合い、それから炒めたタニシなど、深夜まで続きます。真ん丸いザポンは団欒を象徴し、中国語でザポン(柚子)は「柚」(you)と「佑」(you,加護する)の発音が同じで、「祈り」という意味があるので、中秋節にとり欠かせない果物です。もし家に子供がいれば、更に菱の実を用意しなければなりません。中秋節に子供に菱の実を食べさせて、子供が「利口になる」という祝福を含みます。中秋節に里芋を食べることは「魔よけで、災いを無くす」という意味があります。
中秋節に石巻貝を食べる習俗の起源は、古代の1人の貧しい秀才から生まれました。中秋節に彼は貧しくて、肉を買えませんでした。そこで彼は、タニシと石巻貝を拾って煮て、月を見ながら食べました。タニシの別名は「攀桂」と言われます。その後、秀才は科挙試験に合格したので、中秋になると、石巻貝を食べることが風俗になりました。取ったタニシは、清水の中に暫く浸け、体内の汚泥汚物を全部吐き出させます。尾の殻の先をカットして、黒い腸を取り除いた後、食用します。
中秋の夜、空は澄んだ水のようで、月は明るい鏡のようです。湖南、広東一帯では燈を灯す習俗があり、江南一帯にはライトシップを作る習俗があります。広東の提灯は最も盛んで、各家庭は節前の十数日に、竹で灯籠を編み、紙を張り付け、絵を描き、さまざまな色を付けます。富豪の家で掛けた灯籠の高さは数丈に達して、家族は灯籠の下に集まり、愉快に飲みます。一般庶民は竹竿を立て、二つ灯籠を掛けて、楽しむのです。昔から今まで、中秋に灯を燃やす習俗の規模は、僅かに元宵節に次ぐようです。
越秀公園は、広州駅の東南部から約1キロメートル離れる場所に位置し、広州市で一番大きい総合公園です。園内には「東秀」、「南秀」と「北秀」三つの人工湖があります。「東秀湖」、「南秀湖」の景色は静かで美しく、絵画、スケッチ、釣りにいいところです。他に秀湖畔には「草花館」、「湖心亭」と「錦園」などがあります。仲秋の夜は、月に洋洋と照らされ、湖のほとりの空地に竹シーツを敷き、月見の絶好なところです。
広州市で最高地点の白雲山は、登山月見の第一選択として最適の場所です。白雲山は毎年、中秋節の時はすし詰め状態です。一家総出で月餅、果物及び各種のゲーム道具を持ち、明月は疎らで、秋風は一頻り一頻りし、一家団欒の楽しみの一つです。
雲台花園は白雲山の入り口のところ位置し、「花城明珠」と呼ばれています。雲台大花園はそれぞれ異なる機能区に配列され、200数種の珍しい草花は巧妙に植えられています。中秋の夜、広州人はここで月見をする必須の場所です。
広州の「一山一水」-白雲山、珠江は、最も多く市民に選ばれる月見の聖地です。特に広州に来て働いている人々は、中秋節の際を借りて、家族或は友達と一緒に「物見遊山」、月見をします。数十隻の豪華なクルーズ客船は市民を迎えて珠江を遊覧します。
バラ園レストランは砂浜に位置し、珠江両側の明かりが相互に美しさを競い、遊覧船はゆっくりと航行します。江の全景を持つ外郭の江畔で数十テーブルの露天食卓が置かれ、思いきり美食と美景を楽しめます。大きいガジュマル下のレストラン広間は灯影が広がり、中秋節の当日は洋食の他に、中華定食も提供します。同時に大衆化のバーベキューを提供し、注文を受けて即作ります。特色ある料理には「沙姜炭烧虾」(虾のショウガ焼きでショウガとエビを原料として、炭で炊くもの)、「特色カキ炊き」、「炭焼き豚の首肉」(豚の首肉を炭で炊くもの)などがあり、タニシ、里芋、菱の実、ザポンなどの中秋軽食も提供します。
ツアーをオーダーメイドする
|
柔軟性を最大限に活用
|
ご満足いただけることを保証
|
自分の中国物語を生きる
|
住所: 中国広西桂林七星区七星路創意産業園6棟4階