端午節(端午节)とは中国四大伝統祝日の一つで、端陽節、龍船節とも呼ばれます。端午節の日付は旧暦に基づいて決まるものですので、2023年の端午節は6月22日(木曜日)で、6月22日から6月24日までに三連休となります。
今回は中国の端午節の意味、過ごし方、由来と日本の「端午の節句」の違いを紹介します。
2023年の端午節はいつですか?
端午節は旧暦に基づいたので、年によって違います。2023年の端午節は6月22日(木曜日)で、6月22日から6月24日までに三連休となります。
端午節の日付(2022~2026)
法定祝日 | 休日期間 | 連休 |
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2022年6月3日(金) | 2022年6月3日~2021年6月5日 | 3連休 |
2023年6月23日(木) | 2022年6月22日~2021年6月24日(予想) | 3連休 |
2024年6月10日(月) | 2024年6月8日~2024年6月10日(予想) | 3連休 |
2025年5月31日(土) | 2025年5月30日~25年6月1日(予想) | 3連休 |
2026年6月19日(金) | 2026年6月19日~26年6月21日(予想) | 3連休 |
中国の端午節とは
端午節は伝統的で歴史的な祝日です。龍への崇拝や屈原、伍子胥と曹操に対しての記念からくるかもしれないです。
この祝日は中国の伝統的な祝日です。
- 2006年5月20日、中国の国家級の非物質文化遺産に選定されました。
- 2008年、中国の法的休日となりました。
- 2009年10月30日にユネスコの世界非物質文化遺産に登録されました。
なぜ端午節の時、龍舟競争を行うのですか?
龍舟競争は舟を漕いで川に溺れた屈原を探したことが由来だそうです。龍舟競争は端午節で最も重要なイベントです。
木舟の形や飾りは中国龍を真似して作られました。舟の大きさは地方によって違いますが、一般的には20~30メートルで、30~60人で漕ぎます。
競争の時、太鼓の音に合わせて、チームメンバーは船を漕ぎ、優勝チームは幸運に恵まれて幸せな生活を送ることができると言わているそうです。
どこで龍船競争が見られますか?
龍舟競争はとても重要なイベントで、多くのところで行われます。ここでは四つのところをご推薦します。
- 香港の端午節:香港九龍ビクトリア
- 岳陽の端午節:湖南省岳陽市
- 貴州の端午節:貴州黔東南ミョー族ドウ族自治州
- 杭州の端午節:浙江省杭州市西渓国家湿地公園
中国人は端午節をどう過ごしますか?
端午の節は2000年余りの歴史を持つ庶民の祝日で、昔中国では病気払いなどのため、色なイベントが行われます。
例えば、龍船競い、粽を食べたり、石黄酒を飲んだり、蒿や菖蒲を掛けたり、巾着をつけたりします。
今では、多くの習慣やイベントが重視されないため、消えかけています。もしそういう民俗に接触したいなら、田舎へ行って見学したほうがいいでしょう。
粽
粽は端午節でよく食べられる伝統的な食べ物です。これも屈原と関わっています。言い伝えによると、屈原の体が魚に食べられないように、米の塊を川に投げたのです。
粽はもち米で作られ、中には肉、豆或いはほかのアンが入っています。そして、竹や葦の葉っぱで三角形か長方形の粽を作り、柔らかい草や縄で固定します。
中国では、地方によって、粽の味も違います。
石黄酒
石黄酒を飲むのは長江流域で流行っています。石黄酒は酒に石黄をいれて創ったものです。
解毒、殺虫に効くので、昔から蛇や蠍を払う効用があると信じられています。ですので、端午節の時、誰でも石黄酒を飲みます。
巾着
端午節がくる前、親たちは子供に巾着を用意しておきます。巾着はカラフルな布で作り、中にはハーブをいれて作ります。
端午の間、子供の首にかけて、邪気を払う効果があると言われています。
蒿や菖蒲
端午節のある夏は、病気にかかりやすい季節です。
蒿と菖蒲は中国では生薬として、その香りは蠅と蚊を追い払う効果があります。
五月五日には、人々は部屋を清掃してから、庭や横木に蒿や菖蒲を掛け、幸運をもらたすように祈っているそうです。
端午節に関する伝説
端午節に関する伝説はいろいろありますが、一番流行っているのは屈原をめぐる伝説です。
屈原(紀元前340-278)は中国戦国時代の詩人で流刑に処された役人です。紀元前278年、秦は楚の都を落とし、屈原は自分のふるさとを離れたがらず、五月五日に『懐沙』を書き下ろし、石を抱いて川に身を投じました。
地元の人は屈原の体を探すため、舟を漕いで探し回りました。
その後、毎年の五月五日は龍船競争を行って、屈原を祀るようになりました。龍船競争で河の魚を驚かし、魚に食べられないようという願いが込められています。
中国の端午節と日本の「端午の節句」の違い
中国の端午節(たんごせつ)は旧暦の5月5日です。日本の「端午の節句」は5月5日で、「男の子の節句」や「こどもの日」として定着しています.両方とも「端午」という言葉が使っていますが、どこが似ていてどこが違うのでしょうか?
日本の端午(たんご)の節句は、奈良時代から続く古い行事です。中国からちまきを食べる習慣を取り入れた上に、柏餅も食べるという習慣を加えて発展しました。また、菖蒲(しょうぶ)を屋根につるして魔除けにしたり、刻んでお酒に混ぜて、飲んだり、お風呂に入れて菖蒲湯にしたりしていたのも中国と同じです。
特別なのは、日本の「端午の節句」が「男の子の節句」や「こどもの日」として定着され、祝うことです。鎌倉以降の時代になると、「菖蒲」が「尚武」と同じ読みであること、また、菖蒲の葉の形が剣を連想させることなどから、端午は男の子の節句とされました。鎧、兜、刀、武者人形や金太郎・武蔵坊弁慶を模した五月人形などを室内の飾り段に飾り、庭前にこいのぼりを立てるのが、現在に至る典型的な祝い方です。中国の「子供の日」は6月1日になります。
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多くの中国人がこの休みを利用し旅行に行きます。
ですから、多くの名所は込んでいて、安いバスなどにはとても乗れないし、ホテル代も上がります。
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